重合反応はモノマー同士が組み合わされて巨大高分子物質を生成する反応です。重合反応は高分子を生成する方法によって縮合、付加、共重合に分けられ、逆反応としては分解反応が挙げられます。
日新オートクレーブの水熱合成反応システムは色々な物質の水熱合成ができる装備で、ほとんどの粉末の合成が行われる300℃, 85 ㎏/㎠の条件で合成ができるように正確な温度と圧力を維持することができます。 装備の重要な部分である圧力容器はASME規格で設計、製作、認証され、またKGSとKOSHAの認証を通して安全に製作されます。
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重合合成の分類 |
縮合重合 |
縮合重合とは、複数の化合物 が、互いの分子内から水 などの小分子を取り外しながら結合し、それらが連鎖的につながって高分子が生成することです。 例えば、ペプチド重合とエステル重合なとが挙げられます。
• 縮合重合で生成される代表的高分子: ポリアミド、ポリエステル、ウレタン、ベークライト |
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重付加(付加重合) |
重付加は、大きく分けて活性水素をもつヘテロ原子の基が多重結合などに付加する水素移動型重付加とペリ環状反応で多重結合が付加する電子移動型重付加とがあります。 化学反応種による分類ではラジカル重合とイオン重合、イオン重合はカチオン重合とアニオン重合に分けられます。
• 重付加で生成される代表的高分子:ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリスチレンゴム |
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共重合
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共重合とは、2種類以上のモノマーを用いて行う重合のことです。ブタジエン、スチレンなどを利用したゴム製品などが挙げられます。化学工業と繊維工業でよく使われます。 |
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配位重合 |
配位重合とはチタンを含む触媒を用いる重合方法のことです。特に立体規則性高分子はほとんど配位重合で生成します |
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重合反応 |
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重合反応の特徴 |
工業用で使われる重合方法はバルク重合、溶液重合、サスペンション重合(懸濁重合)、エマルジョン重合などがあります。
それぞれの特徴は以下に示します。
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長所 |
短所 |
例 |
バルク重合 |
工程が簡単で、純度の高い高分子を生成する。 |
重合反応熱の調節が難しい。
高い粘度。
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- スチレンの連続重合
- Methacrylateの製造(casting)
- 塩化ビニールの連続バルク重合 |
懸濁重合 |
反応熱の分散が簡単で、重合溶液の粘度が高くない。粒状高分子が生成され、用途によってはそのまま使用することもできる |
洗浄と乾燥が必要で、高分子の凝集が発生する可能性がある。添加剤による汚染で純度が低い。 |
- Polyvinyl acetateの接着剤
- Polypropylene, polybutadieneのゴム |
溶液重合 |
反応熱の分散が簡単で、重合溶液の粘度が低い。溶液のまま直接使用することもできる |
溶媒が高くて、溶媒の完璧な除去が難しい。 |
発泡ポリエチレンのbeads ,pvc粉末, ポリスチレン, PMMS |
エマルジョン重合 |
反応熱の分散が簡単で、重合溶液の粘度が低い。粘着性高分子に適する。 |
乳化材と添加物で高分子の純度が低くなる。 |
- 塩化ビニール、酢酸ビニール、スチレンなどのモノマー
- 重合SBR, NBRなどの合成ゴム
樹脂仕上げ材、コンクリート |
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日新オートクレーブの重合反応器の長所 |
安全性 |
• ASME(American Society of Mechanical Engineer)の圧力容器安全規定に従って設計・製作
• KGSとKOSHAの高圧容器安全規定に従って設計・製作 |
正確性 |
• 内外のヒータによる均一な温度の維持
• 完璧な内外の断熱による温度維持
• マルチ安全装置による圧力安全性 |
ユーザーに合わせたカスタマイズエンジニアリング |
• 顧客の要求を満足させる色々なモデルと仕様の装備
• 多くの追加パーツを通して様々な目的の研究が可能 |
便利なメインテナンス |
• 簡単な組立と分解、便利なクリーニング
• 顧客サービスチームの迅速な対応 |
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製品モデル |
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