| 水と油は、一般の常識では混ざらないです。アルコールなどは水によく溶解され、ベンゼンやフェノールはお互いにはよく混ざるが、水には溶解されません。水は極性を帯びているため、極性物質を溶かすことができて、ベンゼンとフェノールは非極性を帯びているため、お互いよく混ざります。極性を帯びている水を超臨界状態(374.2℃, 217.6atm以上)にすると、 誘電率が80から（常温、常圧）10以下になり、非極性溶媒になります。その結果、常温・ 常圧の状態で溶かす塩のような 無機塩は溶解されないが、ベンゼンのような有機化合物と酸素、水素などの気体は完全に溶解されます。また、イオン化された酸素と水素は、酸化と塩基触媒として炭素（C）、窒素（N）、塩素（L）、硫黄（S）、リン（P）等と反応して炭素は二酸化炭素に、窒素は窒素ガス（N2）に、塩素、硫黄、リンなどは中和剤を添加して塩に析出させることができます。このような超臨界水の物性を利用して難分解性廃棄物、放射性廃棄物、化学兵器の廃棄物、パルプ工場排水などを処理することができます。超臨界水酸化によるこの工法は、次世代の新技術として脚光を浴びています。日新オートクレーブは、これまで蓄積してきた技術と経験をもとに、もはやPilot＆Plant設備も製作しています。 |
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 超臨界水酸化工程 |
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| 超臨界水の特徴 |
• 単一相酸化反応で反応速度が速いです。
• 完全酸化反応で2次汚染物質の発生しません。
• 酸素が豊富で、均一に溶解されるため、完全酸化が可能です。
• 鉱物の場合、溶解度差を利用して容易に沈殿分離が可能です。 |
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| 超臨界水酸化工程の特徴 |
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| 超臨界水酸化工程の条件 |
• 高温、高圧、腐食に適した材料と腐食防止が必要
• 反応器内の塩析出
• 初期設備投資費用 |
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| 超臨界水酸化工程の適用 |
| 地域 |
会社 |
廃水 |
容量
(ton/day) |
経済性 |
工程 |
| アメリカ |
ABB Lummus Crest |
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2 |
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Moder工程 |
| GNI group |
塩素化合物 |
20 |
$200/ton |
Moder 工程 |
| Kimberly-Clark |
PCB含有廃水 |
2 |
$187/ton |
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| ARDEC |
化学兵器 |
9 |
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Sandia Lab, FWD |
| DOD |
化学兵器、放射性廃棄物 |
5 |
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General Atomics |
| DOE |
PCB, Dioxin |
2 |
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MODEC 工程 |
| Huntsman Crop. |
アミン
はいきぶつ |
30 |
$ 50/ton |
EWT 工程 |
| Noram Eng. & Con |
パルプ、製紙工場廃液 |
55 |
$ 225/ton |
MODEC 工程 |
| Texaco Chem. |
エチレン工場排水 |
30 |
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| ヨーロッパ |
ドイツ製薬会社コンソーシアム |
製薬会社性化学廃棄物 |
30 |
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| KfK |
ハロゲン化有機物 |
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| Fraunhofer lnst. |
幅約物質含有排水 |
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| 日本 |
NEDOFFD9D9 |
焼却灰のダイオキシン |
1 |
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| Organo Corp. |
塩素化合物 |
40 |
$ 100/ton |
Moder 工程 |
| Evara |
塩素化合物 |
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| Shinko Pantec |
産業廃水 |
30 |
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EWT 工程 |
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| 超臨界水の適用が可能な物質 |
| 難分解性有機化合物は、ほぼ100％の酸化処理が可能です。製油工場の石油と産業廃水、パルプや製紙工場の排出スラッジ、製薬工場の有機溶剤、軍事化学物質の難分解性化合物などの処理が代表的な例です。 |
- Acetaldehyde
- Acetamide
- Acetic acid
- Ammonia
- Aniline
- Benzaldehyed
- Benzene
- Benzoic acid
- Benzylamine
- Chloroform |
- Chlorophenol
- Chlorotoluene
- Cresol
- Urea- DDT
- Dichlorobenzene
- Dichlorophenol
- Diethylene glycol
- Diethyl ether
- Dinitrobenzene
- Ethanol |
- Ethylene dichloride
- Ethylene glycol
- Hexachlorocyclothezane
- MEK
- Metabolic waste
- Methane
- Methanol
- Methylene Chloride
- Nitroaniline
- Nitrophenol |
- PCB
- Phenol
- Pyridine
- Tetrachlorocarbon
- Toluene
- Trichlorobenzene
- Trichloroethane
- Trichlorophenol
- Xylenes |
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| 超臨界と亜臨界条件での分解効率 |
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| 日新オートクレーブの長所 |
| 安全性 |
• ASME（American Society of Mechanical Engineer)の圧力容器安全規定に従って設計・製作
• KGSとKOSHAの高圧容器安全規定に従って設計・製作 |
| 正確性 |
• 熱媒体を利用した外部ジャケットタイプで恒温維持性能向上
• 完璧な内外の断熱による温度維持
• マルチ安全装置による圧力安全性 |
| ユーザーに合わせたエンジニアリング |
• 高圧維持用のクイッククランプ（Quick Clamp）方式適用
• 顧客の要求を満足させる色々なモデルと仕様の装備
• 多くの追加パーツを通して様々な目的の研究が可能
• 正確な測定方式と簡単な装備操作 |
| 便利なメインテナンス |
• 各種の測定器による全般的動作状態についての診断
• 簡単な組立と分解、便利なクリーニング
• 顧客サービス部による迅速な対応 |
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| 製品モデル |
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